三浦光雅　個展　『ある、ない、あった』

会期
2025年5/10(土)〜6/1(日)

石川県金沢市問屋町１丁目99
OPEN 11:00-18:00 休館 / 月曜日・火曜日
入場料｜500円(税込) / 学生無料(学生証提示)

作家在廊日

5/10(土)　

6/1(日)

三浦光雅は、さまざまな色の直線で構成される抽象的な平面作品でもっともよく知られる現代アーティストである。だが、三浦の絵画を貫く本質的なテーマは「偶然性」や「作為／無作為」の概念であって、その色彩の豊かさは彼の作品の魅力ではあるが、あくまで副次的な現れにすぎない。それを示すように、このスペースに展示された三浦の絵画はモノトーンの直線からなるものを含む。さらに、彼が近年になって取り組んでいる白に近い複数の色を使用した絵画は、「偶然性」や「作為／無作為」を基底とする、その芸術実践におけるよりコンセプチュアルな側面が強調されたものとなっている。そのほか、この個展スペースに展示された三浦光雅の作品は、彼の作家としての幅の広さとポテンシャルの深さをよく示唆する。

山本浩貴
文化研究者

三浦 光雅 | Koga Miura

1997 年、東京都生まれ、山口県出身。
2021 年京都芸術大学大学院 芸術専攻美術工芸領域 修了。現在、 京都市のプログラム「Arts Aid Kyoto」の事業認定を受け、anonymous studio KYOTO を拠点に活動。個展
2024 年「surrender」SOM gallery、東京
「三浦光雅 個展」anonymous bldg 、東京
2023 年「スローワーク」銀座蔦屋書店、東京
「come and go」biscuit galler、東京
2022 年「come and go」DMOART、大阪
主なグループ展など
2024 年「collective 2024」表参道クロッシングパーク、東京
2022 年「over and over」MOGAMA、京都
「grid」biscuit gallery、渋谷
「humarishclub exhibition」humarishclub、マカオ