末松 由華利
スエマツ ユカリ

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略歴

2010年多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業。

2017年「シェル美術2017」にて金沢21世紀美術館館長(当時)「島敦彦審査員賞」を受賞。

2019年 東京オペラシティアートギャラリーにおいて、若手作家の紹介を行うシリーズ展「Project N」に選出され、同館で個展を開催。

2020年、第33回ホルベイン・スカラシップ奨学生として佐藤美術館で開催された成果発表展に参加。

2022年には、フィンランドArteles Creative Centerで開催されたアーティスト・イン・レジデンスへ招致作家として参加するなど、国内外で活動の場を広げている。

末松 由華利

Yukari Suematsu


ステイトメント/作品コンセプト

末松由華利は、個人や社会が持つ両極性をテーマに活動する作家である。

自身の手記を基に、テーマの選定、タイトルの推敲、そして無数の下絵とドローイングを経て、個人的かつ具体的な体験や疑問を、抽象化・象徴化することで作品を創り出す。取り扱う主題や題材を、この世に生きる誰もが出会う人生の諸局面へと変換し、描出することで、作品を通じた他者との対話を指向している。