南 依岐
ミナミ イブキ

南 依岐
Ibuki Minami
ステイトメント/作品コンセプト
藝核一如
核を思い、
核を見つめ、
核をたどり、
祖に帰す、
祖を記す、
核を表す、
芸術を求む、
芸術を夢む。
南依岐(芸術家)
「芸術の核」をめぐって
宗教や言語を発明する遥か以前に、人類は表現することを生の一部として獲得し
た。
その最初期形態とされる洞窟壁画には、神話も、社会的要請も、エゴも無かった。
ただ只管に、表現という営為それ自体にほかならなかった。
南依岐の作品は、永遠と刹那を同時に体現したかのような無限の拡がりへと、我々
を導く。
我々はその拡がりの中で、表現それ自体が元来的に有していたはずの "芸術の核"
を垣間見ることが許される。
それは西洋的な合理主義において "美" や "真理" といった言葉で形容されてきたも
のであり、東洋的逆説において "主客合一" や "悟り" と呼ばれて志向されてきたも
のにほかならない。
それは全であり、無であり、空であり、或いは言葉では表現不可能な何かである。
南依岐は、この "芸術の核" に至る道をミニマリズムと呼ぶ。
ある意味では原始的で、ある意味では神聖でもあり禅的でもあるような、彼の生
き様であり、存在それ自体であり、彼の表現である。
我々はいま、商業主義がその影響力を及ぼせない彼方で、人類が新しくも本来的
なミニマリズムを再度獲得する過程に立ち会っているのである。
野村将揮(哲学徒)
略歴
1995年生まれ
アカデミーオブアート大学 BFA
主な個展
2015 「ALGORITHM」サンフランシスコ郊外の公園(ゲリラ個展)
2017 「DEPOSITION」ドラードギャラリー(東京)
2018 「DEPOSITION」フックプロジェクト(ニューヨーク) 「Ibuki Minami SO2018 「LO EXHIBITION」ドラードギャラリー(東京)
2019 「Wedding Solo Exhibition」みうらじろうギャラリー(東京)
2020 「RISING」西武渋谷店(東京)
2021 「Ibuki Minami Commission Work」西武渋谷店(東京)
2021 「TORUS」西武渋谷店(東京)
2021 「IMPULSE」阪急うめだ本店(大阪)
2022 「TORUS-B」西武渋谷店(東京)
2022 「YIN」rin art association(高崎)
2022 「YANG」ガトーフェスタハラダ本社ギャラリー(高崎)
2022 「藝核一如」CADAN有楽町(東京)
2023 「ALGORITHM」阪急うめだ本店(大阪)
2023 「BRAINSTORM」松坂屋名古屋店(名古屋)
2023 「THE CORE OF PAINTING, THE ORIGIN OF THOUGHT」BUM gallery(ソウル)
2024 「ALGORITHM」西武渋谷店(東京)
主なグループ展
2016 「IBA」3331アーツ千代田(東京)
2017 「Clematis」ハロギャラリー(東京)
2017 「AAU Spring Show」アテリアギャラリー(サンフランシスコ)
2021 「nine colors」西武渋谷美術画廊(東京)
2021 「constellation#02」rin art association(高崎)
2021 「Young Okazaki vol.01」MtK Contemporary Art(京都)
2022 「OKETA COLLECTION : THE SIRIUS」スパイラルガーデン(東京)
2022 「南依岐 高橋周平 二人展」 ギャラリー和田(東京)
主なアートフェア
2024 アートフェア東京(東京)
2024 台北當代(台北)
主な収蔵先
群馬県立美術館(群馬)
京都京セラ美術館(京都)