宏美
ヒロミ

宏美
Hiromi
ステイトメント/作品コンセプト
実在する風景にキャラクターの顔や植物が浮いたような絵を描く。背景に描かれる風景は殆どが地元である岡山の災害地であり、キャラクターは人間が持つ理想の姿として描かれる。 キャラクターが顔のみ描かれるのは、キャラクターそのものに身体を必要としないからである。
キャラクターは一見人間のように見えるが「理想の姿」とは人間の姿を現しているだけでなく、「穏やかな生活」であったり、また「山」や「海」のような自然の具現化でもある。
コロナ禍の生活が始まってから、作品にはキャラクターの顔を覆うようにドットが描かれる。 SNSによるフェイク情報の拡散であったり、ウクライナでおきた戦争であったり、人間の行為がますます「理想の姿」から遠のいていることの現れを表現している。
略歴
1989年生まれ。岡山県出身。
倉敷芸術科学大学 芸術学部卒。
主な参加展示
2021年 宏美個展 (日和坂アート研究舎 / 石巻)
2022年 「木森土」(GALERIE OVO gallery / 台湾)
2022年「二次元派」(代官山ヒルサイドフォーラム、N&A Art SITE/東京)
2022年「川のほとり/まち」(LIGHT HOUSE GALLERY/東京)
2023年 大阪関西国際芸術祭 二次元派(大阪府中ノ島図書館3階/大阪)
2023年 Neo Japan:Pop Art Explored(Onfintive Art Foundation/シンガポール)
2023年 宏美、キム・サピ2人展「Loding」(A/Dギャラリー/東京)
2023年 宏美個展「つめ跡の“ゆうれい”」(奈良蔦屋書店/奈良)