谷口 洸

Akira Taniguchi


略歴

1993年 愛知県出身
2015年 「Art-scene and Chroma Deanʼs Award for Painting」受賞(オーストラリア)
2019年 「Good-bye Lullaby」代表
2020年 東京芸術大学修士課程卒業 「丸の内アートアワード2020ブルームーン賞」受賞 2021年 「ストレンジャーによろしく」共同代表

主な展覧会歴
2019年
・「Good-bye Lullaby」(東京芸術大学上野キャンパス)
・「Land Politics」(マルタ共和国)
2020年
・「丸の内アートアワード2020」(東京)
2021年
・「ストレンジャーによろしく」(金沢アートグミほか)
2022年
・「To the Sea ABC」(西武渋谷店)
・「ときめき絵画道」(HB. Nezu)
・「阪急ナインカラーズ」(阪急うめだ本店)
2023年
・「うららか絵画祭」(The 5th Floorほか)
・「Last Summer Whisper」(横浜マリンタワー)

ステイトメント/作品コンセプト

近頃、絵画には急速なイメージ構成能力の向上と、物質的豊かさの喪失とが同時に起こっていると言えよう。画家たちは数多のSNSを通じて、イメージ、モチーフ、技法を世界中のアーティストたちからリアルタイムで吸収することに成功した。下手な絵や古臭い絵が淘汰されていく環境にあるように思う。一方で絵画が持つ物質的な輝きが失われているのも事実だ。コレクターは現物を観ずに、Photoshopで加工された作品の画像をオンラインで見て購入できてしまう。

絵画は雲を掴むようなイリュージョンである。ただの一瞬のきらめきだ。しかし、同時に現実世界に存在している宝石でもある。そんな価値のある絵画をつくりたいと考えている。