大谷 陽一郎

Yoichiro Otani


略歴

1990 大阪府生まれ 
2023 東京藝術大学大学院 美術研究科博士後期課程 修了 
2018-2019 清華大学(北京)交換留学
2018 東京藝術大学大学院 美術研究科修士課程 修了 

個展 

2023 AmE (Bohemian’s Guild CAGE、東京) 主なグループ展
2023 二人展「Echoes」大谷陽一郎×ヒョーゴコーイチ(Miaki Gallery、東京)
2023 NOMURA ART CONNECT 野村美術賞展(鉄鋼ビル、東京)
2022 RAYS from the FUTURE(the Seouliteum、ソウル)
2022 PRIVATE HOUSE 生きられた家(練馬の日本家屋、東京)
2021 未来可期的日本新鋭藝術家們(上海梅龍鎮伊勢丹、上海)
2021 「孤帆の遠影」江原梨沙子×大谷陽一郎 (MONTBLANC銀座本店, 東京)
2020 DenchuLab.2019(旧平櫛田中邸アトリエ, 東京) 

主な受賞歴 

2023 「SICF24」 EXHIBITION部門 スパイラル奨励賞
2022 野村美術賞 
2020 NONIO ART WAVE AWARD グラフィック部門 グランプリ
2018 サロン・ド・プランタン賞
2017 IAG AWARDS IAG奨励賞 コレクション 東京藝術大学大学美術館(東京) コミッションワーク MixC Shenzhen Bay(深セン) 

出版 

2021 絵本『かんじるえ』(福音館書店)
2017 作品集『雨 』(リトルモア)

ステイトメント/作品コンセプト

統語構造に従うのではなく、文字を二次元空間上で視覚的に配置し、多方向的、多焦点的に繋げることで新たな文脈を生み出すことを目指している。
雨という天から地に落ちる運動のなかで、雨粒に見立てた無数の漢字は従来の線行から解放されていく。作品のなかで漢字は同時的に存在し、同一平面上にある全ての漢字と接続する可能性をもつ。
鑑賞者の「読む」と「見る」が交錯する視線のなかで漢字同士が縁によって出会い、あらゆるインスピレーションが生まれる。漢字の形態、音節、意味が相互的に作用し合い、感涙と慟哭の象徴である雨のイメージを介しながら漢字同士が共鳴する場として新たな詩を表現する。