
ノガミカツキ
Katsuki Nogami
略歴
学生の頃から海外ビエンナーレ等に出展を行い17カ国での展示・上映経験がある。
アルスエレクトロニカや文化庁メディア芸術祭、ifva香港を始めとした受賞多数にBehind the Mac、Forbes U30、映像作家100人、フィンランドサウナアンバサダーに選出。VICEやWIRED、装苑などのメディアで作家特集が掲載。
自分の肌を数年間スキャンして記録、自然物に印刷し続けている。パブリックアートが大阪と千葉に恒久設置。
ステイトメント/作品コンセプト
3年分の自身の顔を石にプリント、SNS等で消費されがちなデジタル画像を墓石の様に憑依させ唯一の物にして感触する作品。COVID-19以降オンラインでは満足できない物理的な欲望や、火事の経験から物理的に残る作品を作りたくなった。これは映像作品を作ってきた複製物への葛藤にもつながった。
プリントされているのは、自分の肌だ。私は自分の肌へのコンプレックス、成長と共に感じる死への恐怖から毎日自分の肌日記をスキャナーで記録している。Instagramの様なSNSや化粧アプリで自分をいくらでも編集できてしまう社会で、生の自分の身体が恋しく残したくなったからだ。また留学時代に受けた差別から自分の顔をテーマにする事を始めた。