
額賀 苑子
Sonoko Nukaga
略歴
1989 神奈川県生まれ
2015 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修士課程卒業
2018 「九転十起生 - 広岡浅子像」大同生命保険株式会社 大阪本社ビル(大阪) 「陶×藝×術」FEI ART MUSEUM YOKOHAMA(神奈川)
2019 「内包された温度」東京藝術大学大学美術館(東京) 個展「紗のむこう」Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi(東京) 2020 TAGBOAD AWARD 特別審査員賞 小山登美夫賞 受賞
2021 個展「森の表皮」Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi(東京)
2022 個展「景色の手ざわり」石川画廊(東京)
2022 2人展「 」北村早紀 額賀苑子 MIDORI.so Bakuroyokoyama(東京)
ステイトメント/作品コンセプト
陶やテラコッタを主な素材として用い、実体と表層、意識と無意識、ペルソナとアニマなど相対する2つの価値観を行き来するような造形を目指し制作しています。人として生きていく上で抱えざるを得ない矛盾やズレへと向かう表現を人体という古典的、かつ普遍的なモチーフを用いて探求しています。空間や質量の中に歪みやズレを取り込みながら制作することで彫刻という実存感が強いメディアに曖昧さや割り切れなさを含ませようとしています。鑑賞者が正面を探し、不安定に立ち上がる立体の周りを歩き回ることで、「存在する」ことと「見る」という行為の間に横たわる断絶について思索を巡らせるような表現を試みています。