
栗原 莞爾
Kanji Kurihara
略歴
1993年 神奈川生まれ
2018年 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻 卒業
2022年 東京藝術大学大学院 美術学部 芸術学科 美術教育研究室 修士課程修了
2022年 第70回 東京藝術大学卒業・修了作品展「早暁賞」受賞
2022年
・栗原莞爾個展 光景-Luminescence City- gallery MARUHI
・栗原莞爾展 新宿髙島屋2階 ウェルカムゾーン
・栗原莞爾展 新宿髙島屋10階 美術画廊ウィンドウスペース
2023年
・栗原莞爾個展 -The Ways of Seeing the Space of Nothingness-
・新宿髙島屋10階 美術画廊
・栗原莞爾個展 虚塔-Towering Phantom- gallery MARUHI
ステイトメント/作品コンセプト
私たちはインターネットを介した社会形態と現実の場を同時にもつ、「多重生活者」として暮らしている。また、 現実で見る風景や人物や色彩とバーチャルのものとの差異が、ほとんど違和感なく浸透している環境にある。自分の制作は、この現実とデジタルが深く混在する現代の状態を再認識できるかどうか、それを絵画表 現するための試みです。現代の都市は歴史・文化・テクノロジーなどを有しており、「見える空間」と「見えざる空間」で構築されている。現実と仮想という二つの空間が、これまでに無い程に密接な空間を作り出す様を、独自の手法(熱転写シートを絵の具がわりに表現する手法)を用いて可視化していることが自身の作品の特徴です。