松村咲希 個展『PINWHEEL』

会期 : 2023.7.8 (土) - 7.29 (土)
臨時営業:7月9日
休 (日, 月, 火) / 営業時間 11:00 - 18:00
ASTER 2F Room5
〒920-0061 ⽯川県⾦沢市問屋町1-99
作家在廊予定:7月8日.9日(土.日) 7月29日(土)

ASTERは、松村咲希個展『PINWHEEL』を開催致します。

松村咲希は京都を拠点に国内外で活躍する新進の現代アーティストです。鮮やかでスピード感溢れる抽象絵画をアクリル絵の具、シルクスクリーン、ステンシルなどの複数の技法を駆使して描きます。近年は香港、台湾でも高い注目を集めています。

その画面は一度観たら忘れられない程の強い印象と共に、現代の情報社会を抽象化し洗練した画面が、展示空間の空気を鮮やかに変貌させます。今回の個展『PINWHEEL』では、ダイヤ型キャンヴァスで従来の規格化された美術概念から逸脱し、情報を通過し繋ぐ網目のような『PINWHEEL』を駆使した新たな抽象表現に挑戦しています。松村の新境地を、金沢ASTERでご覧下さい。


個展『PINWHEEL』に寄せて / 松村 咲希

PINWHEELとは、おもちゃの風車のこと。今回の新作は正方形キャンバスを45度回転させ展示します。このダイヤ型のキャンバスは、キャンバスの四角形や天地を決めなければいけないことへのささやかな疑問から選び始めました。少しだけ四角形の重さから逃れ、風車のように、揺らぎ、チカチカとした感覚になること(実際に回るわけではないが視覚的な感覚として)を求めて制作した新作を中心に展示します。


松村 咲希

1993年長野県野沢温泉村生まれ
2017年京都造形芸術大学大学院ペインティングコース修了(2016年度)
現在京都在住

作家ステイトメント

私は世界を感じる認識や感覚、その不可思議さを絵画へ向けて制作しています。
画材は主にアクリル絵具を使用して、ペインティング、シルクスクリーン、ステンシルなどの複数の技法を組み合わせて描き、コラージュ遊びの時に発見するような、いびつで整合性の取れない空間の絵画を作っています。
平面作品が持っているある種の錯覚や歪みのような空間性は、現実とのズレとして私たちの感覚を再認識させ、また、現実世界の風景には感じえない多次元的な景色や感覚へのイマジネーションをも膨らませてくれます。
まだ見ぬものへの想像は、私たちを取り巻く世界との関わりと眼差しを変化させ続けることに繋がると信じています。

個展歴

2018年「SEEING THINGS」DMOARTS(大阪)
2019年「The eyes : They see」DMOARTS(大阪)、「地と図」h.p.frace window gallery(東京)
2020年「アート&パティスリー 松村咲希展」インターコンチネンタルホテル大阪パティスリーSTERESSED(大阪)
「松村咲希個展 – see sew scene –ARTISTS’ FAIR KYOTO SATELLITE 2021」ygion(京都)
2022年「Circle」LADGALLERY(名古屋)他多数